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今年も秋鮭不漁 イクラ高騰

投稿日:2017年10月27日 更新日:

秋の魚と言えば、秋刀魚(サンマ)と秋鮭が双璧ですが、今年も「秋鮭」が不漁で高値でスタートしています。

主産地の北海道や東北の水揚げが昨年より3割以上少ない記録的な不漁です。逆に暖かい海流を好み、これまで北海道まで北上することはあまりなかったブリが大量に揚がりました。

ブリは、近年、地球温暖化の影響などから北海道各地で水揚げ量が増えています。

秋鮭の不漁によりイクラも高騰しています。

鮭の生態

サケは、川でうまれてから海へ下り、アラスカの方まで回遊して、その間に大きくなり、3年から4年たってからうまれた川にもどってきます。鮭が生まれた川に帰ってくることを『母川回帰』(ぼせんかいき)と言います。

なぜ生まれた川に戻ってこれるのでしょうか?
サケはおとなになっても生まれた川のにおいをよくおぼえていることがわかってきました。
鮭は4年前に生まれたものと、5年前に生まれたものをそれぞれ「4年魚」「5年魚」と呼びます。
今年は2013年と2014年の稚魚が返ってくるそうです。

不漁の原因

・2013年のオホーツク海の水温は5月は平年より低く、6月には逆に平年より高かった事が解っており、その影響で稚魚が育ちにくかったと見られています。

・道立総合研究機構さけます・内水面水産試験場の藤原真主幹(49)によると、太平洋沖に3度ほど温度の高い水の塊がとどまり、冷水を好むサケが沿岸に近寄らなかったと指摘しています。

・8月に相次いだ台風でしけが続き、漁に出られなかったのが不漁の一因ともいわれています。

・北海道大学・荒木仁志教授によると、サケ不漁の理由は10年ほどの周期で不漁と豊漁を繰り返しており、サケが繁殖しやすい環境作りが重要であると指摘しています。

・また密漁によるイクラの乱獲。海の生態の変化など様々な理由が考えらています。

今年も不漁の秋鮭の漁獲量は去年、今年だけでなく2011年の5500万尾をピークに、現象の一途を辿っている状況です。決定的な原因は解っていないそうです。

現状

鮭の不漁により3割増しの値。いくらも6割増しの値が付いているとのこと。価格差はイクラの買い手の方が多いことによるものです。

イクラ高騰の影響は都内の飲食店にも及んでおり、都内のあるお店では人気のイクラ丼を、初めて海外産のイクラに切り替えて対応をしています。
また高島屋日本橋店では、サケの切り身の販売価格が昨年より2割ほど上がっているとのことです。

鮭に限らず、最近ではイカの不漁秋刀魚の不漁、さらにはカツオの世界的な需要増によるカツオや鰹節の高騰と日本をとりまく魚事情が目まぐるしいスピードで変化しています。

追記
北海道漁連は、9月から発表していた北海道の秋サケ漁獲日報を、11月30日で終了しました。
最終漁獲量は5万686トンで、昨年実績と比べて33%の減少です。
前半から続いた6割漁が最後まで脱却できず、近年では1980年の4万9446トンに次ぐ37年ぶりの大不漁との発表です。

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