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健康

ビジョントレーニングとは

投稿日:2017年11月9日 更新日:

ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太選手が行っていることで注目を集めているのがビジョントレーニングです。
これはものを眼でとらえる力や眼で見た物を脳で処理し、体を使って動かす機能を高めるトレーニングです。

例えば黒板を写すのが遅い、文章内の同じ行を何度も読んでしまう、体のバランスが悪い等々、これらの問題はビジョントレーニングを行うことで軽減できる可能性があります。

ビジョンとは
いわゆる視力の事ではなく、私たちが「ものを見る仕組み」のことを指します。
ビジョンとは、視力に関係する機能よりはるかに幅広く複雑なものです。
「ただ単にものを見る」ための視覚のシステムは生まれたときには大体できあがっているものですが、ビジョンは発達とともに身についていくものです。

眼球運動とは
ものを見る時に目で追ったり、視線をすばやく動かしたり、両目を寄せたり離したりするのが眼球運動のはたらきです。
このはたらきは「入力」の部分にあたり、目の動きが適切に行えることで、情報をくまなく目から取り込むことができます。

眼球運動には、さらに3つの種類があります。

追従性眼球運動」…見ているものの動きに合わせて滑らかに、動いているものと同じ速さで眼球を動かすことです。

跳躍性眼球運動」…一点から別の一点へ視線をすばやくジャンプさせる眼球運動です。

「両目」のチームワーク…私たちは両目を使うことにより物の距離感や立体感を正確につかむことができます。

第1ステップで「入力」された視覚情報は後頭葉にある視覚領へ伝わり、「情報処理」という第2ステップへと引き継がれます。
脳が認識して初めて見えることになります。この情報処理のことを視空間認知と言います。
視空間認知のはたらきには次の4つがあります。
・見たい対象と背景を区別する
・形や色を見分ける
・位置や色・形の不揃いにかかわりなく、「同じ」ものだと認識する
・空間的な位置を把握する目と体のチームワーク

第1ステップで情報を目で見て、第2ステップで脳の中で認知された情報をもとに、私たちは体を動かします。これは、「入力」「情報処理」の次のステップの「出力」にあたります。
これは視覚のはたらきと体の動きを連動させることです。

ビジョントレーニングは具体的には、目の周辺にある次の2つの筋肉を鍛えます。
眼筋
眼球の向きを変える目の周りを覆っている筋肉です。
この筋肉が衰えると、動体視力の低下や視野狭窄などの症状がでます。

毛様体筋
目の水晶体を調節してピントを合わせる筋肉です。
この筋肉が衰えると、視力の低下や老眼などの症状がでます。

以下はテレビ朝日「グッドモーニング 明快まとめるパネル」で紹介された方法です。

・眼筋を鍛えるトレーニング

<やり方>
(1) 両手を前に伸ばし、人差し指を立てます。
顔を動かさず、目だけで右、左交互に人差し指を見ます。
(2) 手を上下に移動します。
顔を動かさず、目だけで上、下交互に人差し指を見ます。

交互に見る時間は1秒ペースくらいで、自分がラクなペースでOKです。
1と2を各1~2分ほど行います。

毛様体筋を鍛えるトレーニング

<やり方>
(3) 5メートルくらい先の目印、右手を伸ばして人差し指を立て、左手を目の前で人差し指を立てます。5メートル先の目印、右手人差し指、左手人差し指の3つの目印を作ります。

3つの目印を順番に見ることを1~2分ほど繰り返します。

早い人なら1ヶ月ほど、通常は3ヶ月ほどで視力回復の効果が出るそうです。
全部で5分程度ですが最大10分行えば、より効果が上がるそうです。

続けてください。継続は力です

脳も若返るのか?
目の筋肉を積極的に動かすことで、脳に様々な情報が入り、整理しようとすることで、脳の血流がアップし、脳が活性化され若返ります。

眼筋トレーニングでは、脳の運動をつかさどる中央部分の血流がアップし、
毛様体トレーニングでは、集中力、思考などをつかさどる前頭葉・後頭葉部分の血流がアップします。
この2つのトレーニングをすることで脳全体が活性化すると言われています。

現代人はパソコンやスマートフォンなど、近くでものを見る習慣が増え、眼にとてもストレスをかけています。
遠くを見ることがほとんどなく、眼の筋肉が緊張をして固まった状態です。
ビジョントレーニングをすることで眼の筋肉の動きをスムーズにし、眼精疲労や肩こりの軽減、また集中力を高めることができます。

ビジョントレーニングは、一般の人にこそ、やってほしい価値あるトレーニングです。

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