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キンメも不漁 黒潮が原因か?

投稿日:2017年12月8日 更新日:

これから旬をむかえるキンメも不漁とのこと。

日本有数のキンメダイ獲得量を誇る静岡の下田港でも水揚げ量が少なく厳しい状況が続いているとのことです。
通常だと取引価格は1㌔1500円くらいですが、10月の下旬には1㌔8000円の値が付いたこともあったそうです。
年末のかきいれ時を迎えた干物専門店では地元産のキンメダイを値上げせざるを得ない一方で手頃な価格で提供できるように各地から仕入れをしているのが現状です。

今年は12年ぶりの黒潮大蛇行が発生をしたことが発表をされていますが、
これと関係があるのでしょうか?
2004年の黒潮大蛇行 では、アワビ・キンメダイの不漁がおきました。
キンメダイとは
キンメダイは眼が大きく黄金色に光って見えることからこの名がついています。

キンメダイの産卵期は夏であり、体長40cmの雌で約280万粒の卵を産むとされています。
産み出された卵は、海面まで浮上し、2日から3日でふ化し、ふ化したキンメダイ仔魚の全長は2mmから3mmほどで、まだ目も見えず、口も開いていない状態です。
したがって餌は食べず、腹部にある卵黄の栄養を吸収しながら成長をします。
数日後、目が見えるようになり、口も開くと餌をとるようになります。

全長1cmを越す頃になると、キンメダイらしい姿となりますが、体色はまだ真っ白です。
1年魚から2年魚の若いキンメダイは背ビレが長く伸び、糸ヒキキンメと呼ばれて、成魚に比べるとやや浅いところに生息しています。

4年魚くらいになると、成熟して産卵に参加するそうです。 肉食性で、ハダカイワシ類やエソ類などの魚類、イカ類やエビ類などを食べ、大きな群れを形成します。
水深300mくらいよりも深いところから採集されます。

伊豆諸島北部海域における昼間の採集水深は300mから400m程度ですが、南方へ行くにしたがって深くなり、小笠原海域では600mから700mとなるそうです。
夜間は150mから300mに浮上するようです。

生息域
北海道釧路〜土佐湾の太平洋沿岸、新潟県佐渡、富山湾、東シナ海大陸棚周辺、九州〜パラオ海嶺。インド-南米北部より北の東太平洋を除く太平洋。

漁法
キンメを獲る漁法ですが、小型船が釣る地キンメなどは、たてなわ釣りで獲ります。
この漁法は、1本の幹縄に釣針のついた枝縄を50本つけて、海中300~800mへ縦に幹縄を沈めて釣る方法です。
大型船が釣るキンメは、底立てはえなわ釣りという漁法です。
この漁法は、マグロ延縄などのように1本の幹縄を、横に延ばし海中へ沈めて釣る漁法です。1本の幹縄の長さは1,000m位です。

キンメの呼び方
地キンメと呼ばれるのは、日戻りの鮮度のいいもの。
あさ2時3時に出て、大島の島内で取ってその日の昼前に漁協に入ります。
島キンメ 2、3日行って帰ってくるもの。
沖キンメ 10日くらいのものです。

魚を獲る漁法に、底引網漁法やまき網漁法など網を使って獲る方法もあるが、これだと一網打尽に獲ってしまい資源が絶えてしまいます。(網によるキンメ漁は禁止です。)
不漁の原因
・キンメダイ不漁の大きな原因は強い流れの黒潮が流れていて狙ったポイントに仕掛けを落とすのが難しくなっていることに加えて、本来キンメダイは大きな群れを形成するのですが、群れを作らない状態になっているためだといいます。
このキンメダイの不漁は短くて1年長くて5年続くとのことです。
・他にも天候不良が多く漁に出られなかったこと
・またサメなどの食害もあったということです
・さらにキンメダイ自体が減っていることや漁業関係者の高齢化も原因となっているそうです。
・旬が冬季である為に荒天の影響を受け漁の安定性が確保できない事もあり、漁獲量が減ってきている事も挙げられます
漁業だけに限らず関係者の高齢化に伴い後継者が育たずに先細りをしてゆく業種が多くある現状を考えてしまいます。

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